Step3:ターゲットを絞る重要性と絞り方

「頑張って宣伝しているのになかなか成果が出ない…。」「どんな内容で宣伝したらいいかわからない…。」そんな経験はありませんか?

その原因のひとつは「誰に向けて発信しているのか」がはっきりしていないことです。

お店の宣伝は「みんなに来てほしい」と思うほど、誰にも響かなくなってしまいます。

逆に「この人に来てほしい」と相手を決めると、言葉も工夫もぐっと明確になり、お店の魅力が伝わりやすくなるのです。

そこでこの記事では、ターゲットを決めることの重要性とターゲットの決め方をわかりやすく解説します。

ターゲットを絞る重要性について

どんなビジネスにおいてもターゲットを絞ることは重要です。

なぜなら、八方美人は結局誰にも選ばれないからです。

しかし、「うちは誰でも歓迎!どんなお客さんでも来てほしい!」と宣伝してしまうことがよくあります。

もちろん気持ちは大切ですが、実際には、それだと相手に伝わりにくいのです。

とある飲食店のチラシの例

チラシに「美味しい料理を出しています」「楽しい観光体験があります」とだけ書いても、それを見た人は自分事として捉えることができません。

逆に、あらかじめターゲットを絞って「大人女性に大人気!」「健康を気にする方におすすめ!」と書けば、「あ、これは私のための商品だ」と思ってもらいやすくなります。

つまり、「誰に来てもらいたいか」を決めることで、伝える言葉や方法がはっきりし、結果としてお客様に届きやすくなるのです。

具体的なターゲットの絞り方

1.「お客さん」ではなく「Aさん」で考える

ターゲットを考える時は、ひとりの人をイメージすることが重要です。

なぜなら、「お客さん」とひとくくりにしてしまうと、ターゲットが曖昧になるからです。

お客さんと一言で言っても、実際にはいろんなタイプの人がいます。

例えば
  • 地元に住んでいて、普段の食事として利用する人
  • 観光で立ち寄って、思い出作りをしたい人
  • 家族で来て、子どもが楽しめるかどうかを気にする人
  • 仕事の合間に、短時間でランチを済ませたい人

このように「年代」「性別」「家族構成」「住んでいる場所」などで分けてみると、お客さんの姿がはっきり見えてきます

大事なのは「すべての人を同じように考えないこと」と「1人の人間として見つめること」です。

2.自分のお店に合う人を選ぶ

お客さんを分けて考えたら、その中から「自分のお店に合う人」をさらに深掘りしましょう。

これが「ターゲットを絞る」ということです。

たとえば、観光地にあるカフェの場合

以下の人に会うサービスはそれぞれ違います。

  • 地元のお年寄り
  • 学校帰りの学生
  • 旅行で来た30代夫婦

全員の特性に合わせるのは難しいですが、もし「旅行で来た30代の夫婦」に絞れば、メニューや宣伝の仕方も工夫しやすくなります。

このように「このお店は自分のためにある」と感じてもらえれば、選ばれる確率はぐっと上がります。

だからこそ、自分のお店に合う人をしっかり選ぶことが大切なのです。

3.ターゲットに自分のお店をどう見せるか考える

「来てほしいお客さん」を選んだら、次はその人についてさらに深掘りして、お店をどう見てもらうかを考えましょう。

同じ商品やサービスでも、見せ方ひとつで印象はガラッと変わります。

どっちが良い?

例えば「大阪から旅行で来た既婚の30代女性で、旅先ならではの食事をしたいけど、健康に気を使っているからヘルシーなものが食べたいAさん」に対して、適切な商品や宣伝文は以下のうちどちらでしょうか。

  • 「地元野菜をたっぷり使った、体にやさしいカレー」
  • 「大盛り無料!お腹いっぱい食べたい人におすすめのカレー」

どちらもカレーですが、「健康を気にする人Aさん」にとって魅力的なのは「地元野菜をたっぷり使った、体にやさしいカレー」でしょう。

つまり、「誰に来てほしいか」を意識して、お店の強みをその人に伝わる形に見せることが大切です。

そうすることで、「このお店は自分に合っている」とお客さんが感じ、選ばれる理由になります。

まとめ:ターゲットが決まれば商品づくりや宣伝の方向性が決まる!

お客様に、あなたのお店を選んでもらうためには「誰に届けたいか」をはっきりさせることが大事です。

お客さんを分けて考え、自分のお店に合う人を選び、その人に伝わるように見せ方を工夫すれば商品作りや宣伝内容がぶれなくなります。

「誰でも来てください」ではなく「あなたに来てほしい」と伝えることで、お客さんは「自分のことだ」と感じてくれます。

結果として、無駄な宣伝をせずに済み、お店にぴったりのお客さんが増えていくのです。

ターゲットを決めることは、マーケティングの基本中の基本。

小さなお店でも、この考え方を取り入れるだけで大きな違いが生まれます。

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